アイスプラント栽培入門

 

さて、アイスプラントの栽培方法を紹介してみましょう。アイスプラントの発芽温度は、18℃~20℃だそうで、一般的な種子の蒔き時は、後の生育の関係から2~3月頃が良いとされており、屋内などで育苗すれば問題はありません。

 

播種は予め湿らせた蒔き床に播種するものですが、アイスプラントは種子が小さいため、覆土は種子が隠れる程度に薄く掛ける方が良く、深蒔きは避けた方が良さそうで、播種後の潅水は、霧吹きなどでやるのがいいでしょう。

 

その後発芽して本葉が4~5枚になったら定植するのですが、実際には発芽にバラツキがあり、一斉に発芽するわけではないので、30~40日の間に生育の良い苗から、順次定植することになります。

 

アイスプラントは根が弱いので、定植の際には、慎重に植え付けしてください。環境としては日当たりが良く、乾燥気味で、排水のいい条件が良く、雨に当てない方がいいので、栽培は庭の露地に定植するよりも、プランターなどでの室内栽培が向いているようです。

 

栽培に使う用土は、市販の花と野菜の土などで構いませんが、更に排水性を良くするために、鹿沼土などを混ぜると理想的です。

 

生育温度は5~25℃程度で、夏場などに30℃を超える日が続くと下葉が枯れ上がり、株が弱ってくるので厳しいようです。こうして自分の手で栽培したアイスプラントですから食卓に並べるのが楽しみですね。